生命保険のご相談にあたり、ご相談者からたびたび訊かれるのが、
『みなさんどれくらい入っているのですか?』
といったご質問です。
このご質問でいう“どのくらい”は例えば、
万一時の死亡保険金額だったり
月々負担する保険料だったり
入院や手術で受け取る給付金額だったりと、様々です。
今回はその中で“死亡保険金額”にスポットをあててみたいと思います。
ここでは公益財団法人生命保険文化センターが3年毎に調査・公開している、
『生命保険に関する全国実態調査(平成27年度)』を引用しながらお話し致します。
世帯主の保険金額
まずは世帯主。
世帯主に万一あった場合の普通死亡保険金額の平均は
1,509万円 です。
前回調査(平成24年)では1,671万円でしたので162万円減少しています。
皆さんはこの金額、どのように感じますか?
例えば万一時、この1,509万円を生活資金として、
毎月取り崩すケースをシミュレーションしてみます。
仮に毎月20万円づつ取り崩した場合、
6年と3ヶ月半で全部使い切る計算になります。
仮に子供が3歳の時、世帯主に万が一あったとすると、
子供が10歳を迎える前に使い切る事になります。
逆に3歳の子供が20歳を迎えるまで使い切らないよう、取り崩し額を調整すると、
毎月の取り崩し可能金額はおよそ7万4,000円です。
この金額が大きいか小さいか、
これは家庭環境や価値観によって判断が別れますから、
ここでは言及しないことに致します。
ただしここで一つ触れておきたいことがありまして、実はこの調査、
調査対象の世帯主、平均年齢が58.2歳となっています。
58.2歳ですと多くの場合、子育てが一段落していることが想像できます。
ですから子育て真っ最中世代の平均額はまた違う額になっていると思われるのですが、
この調査には年代別データの掲載はありません。
妻の保険金額
続いて妻の場合。
妻に万一あった場合の普通死亡保険金額の平均は
807万円 です。
こちらも前回調査(平成24年)の889万円より減少(-82万円)しています。
万一時、3歳の子供が20歳を迎えるまで使い切らない月額を計算すると、
毎月の取り崩し可能金額はおよそ4万円です。
子供の送り迎えや毎日の食事や掃除・洗濯などを妻が担っていた場合、
それらを代行するための費用が果たして月々4万円で足りるのか。
もちろん、妻の収入が家計のファクターだったとしたら・・・
月々4万円という金額が大きいか小さいか、言及は避けますが、
単に『月々の保険料を少しでも抑えたい』との思いから、
必要保障額を低く見積もりすぎるとしたら、不安が残ります。
適正な保障額の算定にはプロからの意見を求める事も大切ではないでしょうか?
私達ライフアシストには多数のファイナンシャル・プランナーが所属しておりますので、
お気軽にご相談下さい。
ちなみにこの調査、サンプルとなっている妻の平均年齢は55.2歳です。
世帯主同様、子育て真っ最中世代の平均値はまた違う額が予想されます。
調査データを紐解くとき、その調査対象者を同時にチェックすると、
その背景が想像できて興味深い、と思えるかもしれません。
投稿者プロフィール
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球技は苦手ですが身体を動かすことは大好きで、中学・高校では器械体操部に所属。
30歳代までモーグルスキーの草レースに参加していました。
一昨年は10年ぶりにスキーを再開し、今年もコブ斜面を楽しんでいます。
更にSUPにも目覚め、春から秋は湖で癒やされています。
また毎朝のラジオ体操が日課となっています。
タイマーセットしたラジオで目覚め、朝6:30から身体を動しています。
頭もスッキリと目覚めますのでオススメです!
でも例えどれだけ健康に気をつけていたとしても、いつ誰の身に何が起こるかはわかりません。
事実私もケガを含めて10回もの入院を経験しました。
そのような経験も保険業界に身を置く一つのきっかけです。
保険はもちろん、暮らしとお金にまつわる様々なお悩み、どうぞお気軽にご相談下さい。
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