『以後の保険料はいただきません』 払込免除特約のポイント

保険の基礎知識

『以後の保険料はいただきません』
CMでこのようなフレーズを耳にした方も多いのではないでしょうか?

これは所定の疾病によって所定の状態になった場合、
それ以後の保険料を支払わなくても保険を継続することが出来る仕組みです。

闘病生活による収入減や治療費が家計を襲い、保険の継続が困難になってしまう・・・
むしろ保険を頼りたい、そんな時に保険を守ってくれる特約(特則)です。

保険会社、保険商品によって「三大疾病保険料払込免除特約」とか「特定疾病保険料払込免除特約」など呼び方に違いがあるのですが、内容にも違いがあります。

この特約を検討される際は、その保障内容の違いも考慮した上で商品選びをすることが大切です。
今回はいわゆる『三大疾病』で保険料払込免除となる特約についてポイントを解説致します。

同じ『三大疾病』でも

実は特約によってこの三大疾病の定義に違いがあるんです。

例えば “がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中”とする特約もあれば
“がん(悪性新生物)上皮内がん(上皮内新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中”とする特約もあれば
“がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患”とする特約もあります。

がんだけの保障より上皮内がんも対象になっている方が安心ですし、
急性心筋梗塞だけの保障より心疾患、
脳卒中だけの保障より脳血管疾患の方が対象となる病気の幅が広くなります。

ただ、一般的に保障範囲が広ければ広いほど保険料に・・・
バランスを考えながら選ぶ必要があると思います。

所定の状態って

三大疾病で所定の状態になったら、とありますが、
この“所定”の定義は特約によって違います。

がんについて
がんについては大きな差が見られず、
「責任開始日から91日目以後に初めて診断確定されたとき」のような表記がされています。

心疾患・急性心筋梗塞について
心疾患・急性心筋梗塞については
「60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと診断されたとき」
「所定の手術を受けたとき、または継続20日以上の入院をしたとき」
「公的医療保険制度対象手術を受けたとき」
「入院したとき」
などなど、特約によってかなり違いがあります。

脳血管疾患・脳卒中
脳血管疾患・脳卒中についても
「60日以上言語障害・麻痺などの後遺症が継続したとき」
「所定の手術を受けたとき、または継続20日以上の入院をしたとき」
「公的医療保険制度対象手術を受けたとき」
「入院したとき」
など、やはり特約によってかなり違いがあります。

もちろん60日後も労働制限があって初めて保険料が免除されるタイプより、
1日でも入院したら保険料を免除してもらえるタイプの方が安心だと思います。

ただやはり保険料には違いがありますから、
『本当に保険料が免除されたら助かる場面ってどんな場面なのか?』
そこを考えながら選ぶことが大切かと思います。

この払込免除特約には他にも様々なポイントがありますので、
お気軽にご相談下さい。

投稿者プロフィール

髙橋
髙橋保険のライフアシスト
スポーツがあまり得意ではない私が、最近ゴルフを始め
すっかりゴルフの楽しさにはまってしまいました。
なかなか上達はしませんが、状況によって自分で判断して
それがうまくいった時の嬉しさは、私が20年以上続けている
資産運用に似ています。

将来設計を真剣に考えるとお金の準備は大切です。
将来の為のライフプラン、万が一の時のリスクプランを
一緒に考えてみませんか。

明るく、楽しく、ためになる、そんな時間になると思います。

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