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「入院給付金」とは
「入院給付金」とは、医療保険の契約者が病気や怪我で入院した際に、保険会社から支払われる給付金のことを指します。
入院給付金の支払いは、入院の日数に応じて行われ、入院初日から支払いが開始される場合や、一定期間を超えた入院から支払いが開始される場合など、保険商品によって異なります。
入院給付金は、入院に伴う治療費や、入院中の生活費の補助として利用できます。
入院給付金の支払い条件や金額、支払い期間などは、契約した保険商品の内容によって異なるため、保険契約時に詳細を確認しましょう。また、入院給付金を受け取るためには、保険会社に対して入院の事実を届け出る必要があります。
入院にかかる費用の内訳と相場
入院にかかる費用は、治療内容や入院日数によって大きく変わりますが、いくつかの主要な費用項目があります。
- 治療費: 医師の診察、検査、薬、手術などの治療にかかる費用です。公的医療保険が適用される場合、自己負担は原則3割ですが、保険適用外の治療を受ける場合は全額自己負担となります。
- 入院基本料: 入院1日あたりにかかる基本料金で、看護や室料、寝具代などが含まれます。こちらも公的医療保険が適用され、自己負担は原則3割です。
- 食事代: 入院中の食事代は、全国一律で1食あたり460円の自己負担が必要です。
- 差額ベッド代: 個室や少人数部屋を希望した場合にかかる追加料金で、全額自己負担となります。平均額は1日あたり6,620円程度です。
- 先進医療費: 高度な医療技術を用いた治療を受ける場合にかかる費用で、全額自己負担です。
入院費用の相場については、生命保険文化センターの「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」によると、1日あたりの自己負担額の平均は20,700円、1回の入院時の自己負担額の平均は約19万8,000円で、20万円以下が約7割を占めていますが、100万円以上かかった人も3%います。入院日数の平均は約17.7日で、高齢層ほど入院日数が長くなっています。
日額いくらあれば安心?
入院給付金の日額は、個々のライフスタイルや経済状況に応じて決定することが重要です。
一般的には、5,000円から20,000円の範囲で設定されることが多く、平均的な設定額は男性で約9,600円、女性で約8,100円となっています。
入院によってかかる費用には、健康保険適用分と適用外の費用があり、公的健康保険の保障があるため大きな医療費がかかっても月額の自己負担額に上限があります。
健康保険適用外の費用には、差額ベッド代や先進医療技術料、食事代などがあり、これらの費用は全額自己負担となります。
入院時の自己負担額の平均は20.8万円、1日あたりの自己負担額の平均は23,300円となっており、これらの費用をカバーできる日額を目安に設定することが推奨されます。
医療保険の入院日額を検討する際には、保険代理店や保険会社に相談するといいでしょう。
保険の入院給付金には支払限度日数が決まっている
入院給付金の支払限度日数は、医療保険によって設定されているもので、1回の入院に対して給付金が支払われる上限日数を指します。
一般的には60日や120日といった設定が多いです。また、特定の疾病に対しては、入院日数が無制限で保障される保険もありますが、基本的にはそれぞれの保険や特約で対象とされている疾病のみが対象となり、それ以外の疾病には支払限度日数の制限が適用されます。
入院の支払い限度日数が60日の医療保険に入っている場合、100日入院したとしても入院給付金の支払いは60日分となります。また、前回の入院から180日以内に同じ病気が原因で再度入院した場合は、継続した1回の入院とみなされることが一般的です。
ただし、商品によっては、退院後30日経過すれば同じ傷病でも新たな入院とみなして給付金が支払われるものもありますので、加入前に確認しましょう。
入院給付金が支払われるのは、病気やケガの治療を目的に入院をしたときであり、健康診断や人間ドック、美容整形のための入院は給付対象外となります 。
入院給付金はいくらに設定するべきか
入院給付金は、民間の医療保険から入院時に受け取れる定額の給付金であり、入院にかかる費用を補う目的で設定します。具体的な設定額は、入院によって発生する費用を考慮して決定します。
公的医療保険と高額療養費制度の影響
日本では、公的医療保険が適用される治療費の自己負担割合は一般的に3割となりますが、高額療養費制度により実際の自己負担額は上限が設定されています。入院に伴う公的医療保険の適用外費用も考慮する必要があります。
入院給付金の日額相場
入院給付金の日額相場は、過去の入院経験者のアンケートから、おおよその必要額は1万円〜1万5千円程度であることが分かっています。医療保険に加入中の方の1日あたりの保障額の相場も男女共に1万円前後となっています。
個別の状況に応じた設定額の検討
これらの相場は一般的な目安であり、個々の状況や入院にかかる費用、保険商品の内容によって適切な入院給付金の設定額は異なります。
入院給付金が支払われないパターン
入院給付金が支払われないパターンにはいくつかのケースがあります。具体的には、以下のような状況が該当します。
- 保険適用外の入院: 美容整形や健康診断、人間ドックなど、治療を目的としない入院は給付金の対象外となります。
- 待機期間中の入院: 契約開始直後の待機期間中に入院した場合、給付金は支払われません。待機期間は保険商品によって異なります。
- 特定の疾病や治療: 契約時に特定の疾病や治療が給付対象外とされている場合、その疾病や治療による入院では給付金が支払われません。
- 保険料の未納: 保険料の支払いが滞っている場合、保険契約が無効となり、給付金は支払われません。
- 入院の通知遅延: 入院の事実を保険会社に遅れて通知した場合、給付金の支払いが遅れるか、支払われないことがあります。
- 支払限度日数の超過: 入院給付金には支払限度日数が設定されている場合があり、それを超える長期の入院では超過分の給付金は支払われません。
- 重複給付の制限: 他の保険から同じ入院に対して給付金を受け取っている場合、一部の保険では重複給付が制限されます。
まとめ
入院給付金は、医療保険の重要な保障の一つであり、病気やケガで入院した際に経済的なサポートとなります。ライフアシストでは、入院給付金の設定額を決定する際のポイントや、もらえるタイミング、請求方法などについて詳しくご説明しています。
設定額は、自己負担費用や逸失収入、差額ベッド代などを考慮して選ぶことが重要です。
また、入院給付金が支払われる条件や、支払われないケースについても理解することが大切です。詳細については、ライフアシストのホームページでご確認ください。保険を活用して安心の医療生活を送るために、ぜひ参考にしてください。
投稿者プロフィール
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球技は苦手ですが身体を動かすことは大好きで、中学・高校では器械体操部に所属。
30歳代までモーグルスキーの草レースに参加していました。
一昨年は10年ぶりにスキーを再開し、今年もコブ斜面を楽しんでいます。
更にSUPにも目覚め、春から秋は湖で癒やされています。
また毎朝のラジオ体操が日課となっています。
タイマーセットしたラジオで目覚め、朝6:30から身体を動しています。
頭もスッキリと目覚めますのでオススメです!
でも例えどれだけ健康に気をつけていたとしても、いつ誰の身に何が起こるかはわかりません。
事実私もケガを含めて10回もの入院を経験しました。
そのような経験も保険業界に身を置く一つのきっかけです。
保険はもちろん、暮らしとお金にまつわる様々なお悩み、どうぞお気軽にご相談下さい。
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