多くの方が『病院へ行くほどじゃなから』と、
薬局で購入した薬で済ませた経験、お持ちじゃないでしょうか?
普通に市販薬を購入しても、公的保険は適用されませんから何となく損な気分。
そう感じるのも無理は無いと思います。
でも実はその購入費用、確定申告に利用できるかもしれません。
セルフメディケーション税制
所得税の計算には、個人的事情ごとに様々な控除の制度が設けられています。
生命保険料控除や配偶者控除など、全部で14種類あるのですが、
そのうちの一つ、『医療費控除』が2017年1月1日に改正されています。
年間の医療費から医療保険などの給付金を差し引き、
そこから10万円を引いた額を所得から控除出来る制度が医療費控除。
昨年の改正によって特定の医薬品購入費用が医療費控除の対象になりました。
これが『セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)』です。
対象の医薬品
セルフメディケーション税制の対象は“スイッチOTC医薬品”のみです。
スイッチOTC医薬品とは「医療保険各法等の規定により療養の給付として支給される薬剤との代替性が特に高いものとして厚生労働大臣が財務大臣と協議して定めるもの」のこと。
『かつては医師の処方箋が必要だった市販薬』だとお考え下さい。
対象品目は2017年12月28日現在1,671あり、厚生労働省のWEBページ、
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
から確認することが出来ます。
『いちいちチェックが大変!』
と思われるかもしれませんがご安心下さい。
ほとんどの対象品目にはパッケージに、
のような共通識別マークが入っています。
また購入レシートにも対象品目がわかるような記載方式が取られています。
(※このため申告にはレシートが必要)
購入費用が年間1万2千円を超えた場合、1万2千円を超えた額が所得控除の対象です。
上限金額は8万8千円(購入費用10万円)となっています。
対象となるひと
この制度導入により、自己判断に基づく市販薬治療が原因となって、
健康状態を悪化させる事態となったとすると本末転倒です。
ですから適切な健康管理をしている方が対象となります。
具体的には
・定期健康診査
・予防接種
・定期健康診断
・健康診査
・がん検診
このいずれかを受けている人です。
もちろん勤務先の定期健康診断も含まれます。
■従来の医療費控除との併用は?
セルフメディケーション税制は、
従来の10万円を超える医療費を控除する制度との併用が出来ません。
どちらが自分にとって有利になるか、吟味する必要があります。
例えば従来の医療費控除対象となる医療費が15万円、
セルフメディケーション税制対象の購入費用が15万円だった場合を計算してみます。
・従来の医療費控除
15万円 ー 10万円 = 5万円
・セルフメディケーション税制
上限額 8万8千円 を超えているので8万8千円
この例ではセルフメディケーション税制を選択したほうが有利です。
もちろん病気にならないのが一番ですが、
もしも体調をくずして薬局で医薬品を購入する場合に参考になさって下さい。
その際はレシートをとっておくこと、お忘れなく。
投稿者プロフィール
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私は主人と息子2人の4人家族です。子供が小さい頃は、主人の転勤で新潟県外を2度経験しました。その2度目の赴任先で保険に出会いました。子供も幼稚園へ通う様になり、少し時間が出来たので、セールスレディの方にお任せではどうなんだろう?と思いお話を聞く事にしました。衝撃を受ける事や疑問点が多く、我が家に合った保険に加入したいと考える様になり、納得いくまで相談しました。
私達の生活の中には、さまざまなリスクが潜んでいます。死亡、病気、ケガ、就業不能・・・。生命保険は、自分の家族を守る為の生活保障の一つの手段です。何を一番不安に思われるか?心配事は?お客様の気持ちに寄り添い、「行ってよかった」と思ってもらえる様分かりやすく説明させて頂きます。また、皆様から「ありがとう」の言葉が何より嬉しく思っております。
スタッフ一同、笑顔でお待ちしておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
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