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20代で医療保険って、入る必要があるの?
20代は人生の黄金期と言われる時期です。この年代は健康で元気で、病気やケガのリスクは比較的低いと考えられがちです。
しかし、実際には20代で医療保険に加入する必要があるのでしょうか?いくつかのポイントを考えてみましょう。
1. 突然の病気やケガへの備え
20代であっても、ケガや病気は予期せず発生する可能性があります。
特に、スポーツやアクティブな活動を楽しむ人にとっては、ケガのリスクが高まるかもしれません。また、若い世代でも発症する可能性のある病気は多く、治療には高額な医療費がかかることがあります。
医療保険に加入しておけば、万が一の時に経済的な負担を軽減できます。
2. 女性特有の疾病への対策
20代の女性は、女性特有の疾病リスクも考えておくべきでしょう。
乳がんや子宮筋腫などの病気は、20代からリスクが高まり始めます。これらの疾病に対応した医療保険に加入することで、早期発見や治療にかかる費用をカバーできるため、安心して医療を受けられます。
3. 保険料が安くなる
20代で医療保険に加入する最大のメリットは、保険料が比較的安いことです。
若いうちに加入すれば、加入時の健康状態が良好であることが多く、保険料が低く設定される傾向にあります。また、長期間にわたって保険を継続することで、将来的な保険料の上昇リスクを低くおさえられます。
4. 将来の備え
20代で医療保険に加入することは、将来のリスクに対する備えとなります。
結婚や出産などのライフイベントが発生する可能性が高まる年代でもあり、これらのイベントに伴う医療ニーズにも対応できるようになります。
生命保険を選ぶ前に知っておきたい4つのポイント
20代女性が生命保険を選ぶ前に知っておきたいポイントとして、以下の4点が挙げられます。
1.必要保障額の把握
必要保障額とは、万が一のことがあったときに死亡保険で準備しておきたいお金のことです。
保険に加入する目的を明確にし、自分や家族にとって必要な保障額を見積もることが重要です。例えば、将来の家族計画や、自身の健康状態、収入やライフスタイルに応じて、保障内容や保険金額を検討しましょう。
・必要保障額の計算方法
①現在の年収の確認
まず、現在の年収を確認します。これは、万が一の際に家族が生活を継続するために必要な基本的な金額として考えられます。
②将来の収入の見積もり
亡くなった後に家族が受け取るべき収入の総額を見積もります。これには、定年までの年数と年収を考慮して計算します。
③現在の貯蓄と負債の確認
現在の貯蓄額と負債(住宅ローンなど)を確認します。これらは、必要保障額を算出する際に差し引くべき金額となります。
④教育費用の見積もり
子どもがいる場合は、教育費用も考慮に入れる必要があります。大学卒業までに必要な教育費用を見積もります。
⑤必要保障額の算出
将来の収入の総額から現在の貯蓄と負債を差し引き、さらに教育費用を加えて、必要保障額を算出します。
例えば、30歳で年収500万円の女性が、定年までの35年間で家族に提供したい収入の総額を計算すると、500万円 × 35年 = 1億7500万円となります。この金額から現在の貯蓄や負債を差し引き、教育費用を加えることで、必要な保障額を算出します。
2.20代女性の平均保険料
生命保険文化センターの「2022年度生活保障に関する調査」によると、20代女性の年間払込保険料の平均額は約9.6万円、つまり毎月約8,000円程度が目安とされています 。この金額を参考に、自分の経済状況に合った保険を選びましょう。
3.20代女性の生命保険加入率
生命保険文化センターの「2022年度生活保障に関する調査」によると、20代女性の生命保険加入率は57.1%です。
4.病気やケガでの入院費用
同じく生命保険文化センターの調査によると、20代女性の直近の入院時の自己負担平均額は約19.8万円です 。高額療養費制度を利用してもこの程度の自己負担が必要になるため、貯蓄が少ない場合は特に保険加入の検討が必要です。
20代女性におすすめの保険の種類
20代女性におすすめの保険の種類は、ライフステージやニーズに応じて様々です。
以下では、20代女性に特におすすめの保険の種類を紹介します。
1. 医療保険
20代の女性は一般的に健康ですが、病気や怪我は予期せず発生することがあります。
医療保険は、入院や手術、通院などの際にかかる費用を補償してくれるため、万が一の備えとしておすすめです。
2. がん保険
がんは若い世代でも発症する可能性があります。特に女性は乳がんや子宮がんなどのリスクがあるため、がん保険に加入しておくと安心です。がん保険は、がん治療に特化した保障を提供し、治療費や日常生活のサポートなどをカバーします。
3. 女性疾病特約
一部の医療保険やがん保険には、女性特有の疾病を対象とした特約が付帯されている場合があります。乳がんや子宮がん、更年期障害など、女性特有の疾病に対する保障を強化することができます。
4. 学資保険
将来、子どもを持つことを考えている20代女性には、学資保険がおすすめです。
学資保険は、子どもの教育費用を積み立てるための保険で、入学時や卒業時などに一定額の給付金が受け取れます。
5. 終身保険
終身保険は、一生涯にわたって保障を提供する保険です。
若いうちに加入すると保険料が比較的安く、老後の生活資金や相続対策としても活用できます。また、解約返戻金があるため、貯蓄性も兼ね備えています。
6. 収入保障保険
収入保障保険は、万が一の際に一定期間、毎月定額の給付金を受け取ることができる保険です。独身や共働きの女性にとって、収入が途絶えた場合の生活費を補償するためにおすすめです。
女性特有の疾病に備える医療保険の重要性
子宮頸がんの20代の罹患率
子宮頸がんは、20~30代で急増している病気です。2000年代に入ってからは、20代前半からの罹患が急激に増加しています。
これは、若い女性の性行動が変化し、初めて性交を行う年齢が低くなっていることによるものと考えられます 。
また、子宮頸がんの前段階の上皮内線がんも含めると、約38%を20~30代が占めています。日本では毎年1万人以上の人が子宮頸がんに罹患しており、単純計算で年間3,800人の20~30代女性が子宮頸がんに罹患しているということになります。【データ元:子宮頸がん検診情報サイト あかずきん.jp、おしえて 子宮頸がんのコト 中外製薬、がんメディ】
乳がんの20代の罹患率
乳がんは、若い女性にも発症する可能性があります。20代の乳がんの罹患率は低いものの、30代になると急激に増加します。
早期発見と適切な治療によって、乳がんは治癒が可能な病気です。そのため、若いうちから自己検診や定期的な検診を行ってください。
医療保険の重要性
これらのデータからわかるように、20代女性も子宮頸がんや乳がんのリスクがゼロではありません。
特に子宮頸がんは若い世代での発症が増えているため、早期発見や治療が可能な医療保険に加入しておくことが重要です。
また、乳がんも30代になると罹患率が上昇するため、20代のうちから保険に加入しておくことで、将来的なリスクに備えることができます。
医療保険に加入しておけば、病気やケガでの入院費用、治療費、手術費などがカバーされるため、経済的な負担を軽減できます。
結婚・出産を見据えた保険選びのポイント
結婚や出産を見据えた保険選びは、将来の家族を守るために重要です。
以下では、結婚・出産を見据えた保険選びのポイントについて考えてみましょう。
1. 保障内容の確認
結婚や出産を考える際には、生命保険や医療保険の保障内容を確認することが重要です。
特に、女性特有の疾病や出産に関連する保障が含まれているかをチェックしましょう。また、夫婦で保険に加入する場合は、お互いの保障内容を見直して、重複や不足がないか確認することも大切です。
2. 保険金額の見直し
結婚や出産を機に、家族構成や収入が変わることがあります。これに伴い、保険金額も見直す必要があります。特に、家族を養う立場になる場合は、万が一の際に家族が生活できるだけの保険金額は確保しておきましょう。
3. 貯蓄型の保険の検討
結婚や出産を見据えて、将来の貯蓄を考える場合は、貯蓄型の保険も検討すると良いでしょう。終身保険や個人年金保険などは、保障と貯蓄を兼ね備えているため、老後の資金や子どもの教育費用などに役立てることができます。
4. 学資保険の検討
子どもの出産を考える場合は、学資保険に加入することもおすすめです。
学資保険は、子どもの教育費用を積み立てるための保険で、入学時や卒業時などに一定額の給付金が受け取れます。早めに加入しておくことで、教育費用の負担を軽減することができます。
5. 保険料の負担を考慮
保険に加入する際は、保険料の負担も考慮する必要があります。結婚や出産によって家計が変わる可能性があるため、無理なく続けられる保険料の範囲で選ぶことが大切です。
また、保険料の支払い方法や期間も確認しておきましょう。
生命保険のよくあるご質問Q&A
Q:保険料は毎年変わりますか?
A:保険料は保険商品や契約内容によって異なります。
定期保険の場合、保険期間中は保険料が変わらないことが一般的ですが、更新型の場合は更新時に保険料が変わることがあります。終身保険や積立型の保険では、契約時に決定した保険料が一定期間または終身で変わらないことが多いです。
Q:現在治療中ですが、加入できますか?
A:既往症がある場合、加入できる保険商品や条件は限られることがあります。
保険会社によっては、治療中の疾患や既往症に関する告知が必要で、場合によっては加入できないか、保険料が割増になることがあります。
Q:保険を途中で解約することはできますか?
A:保険契約の途中解約は可能ですが、解約時に解約返戻金が支払われるかどうかは保険商品によって異なります。解約返戻金がある場合でも、契約初期の解約では返戻金が少ないことが一般的です。
Q:何歳まで継続できますか?
A:生命保険の継続可能な年齢は、保険商品や契約内容によって異なります。
一般的には60歳から80歳までが多いですが、終身保険の場合は終身で継続できることもあります。具体的な条件は保険会社の規定を確認してください。
Q:保険料は毎年変わるのですか?
A:保険料が毎年変わるかどうかは、契約している保険商品によります。定期保険の場合は更新時に保険料が見直されることがありますが、終身保険などでは加入時の保険料が一定となることが多いです。
まとめ
20代の女性が保険に加入することは、未来のリスクに備えるためにとても重要です。
特に、女性特有の疾病や結婚・出産といったライフイベントに対応するためには、医療保険や生命保険の加入がおすすめです。
医療保険は、病気やケガでの入院費用や治療費をカバーし、経済的な負担を軽減できます。生命保険に加入することで、万が一の際に家族を経済的な困難から守ることができます。
また、結婚や出産を見据えた保険選びも重要です。貯蓄型の保険や学資保険に加入することで、将来の資金計画に役立てることができます。
保険選びの際には、自分のライフプランやニーズに合った保険を選ぶことが大切です。
保険料の負担や解約条件なども考慮して、無理のない範囲で加入することがおすすめです。
ライフアシストでは、20代女性におすすめの保険や保険選びのポイントについての情報を提供しています。将来に向けての備えとして、ぜひ適切な保険に加入して、安心した生活を送りましょう。詳細はライフアシストの公式ウェブサイト、お電話にてお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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球技は苦手ですが身体を動かすことは大好きで、中学・高校では器械体操部に所属。
30歳代までモーグルスキーの草レースに参加していました。
一昨年は10年ぶりにスキーを再開し、今年もコブ斜面を楽しんでいます。
更にSUPにも目覚め、春から秋は湖で癒やされています。
また毎朝のラジオ体操が日課となっています。
タイマーセットしたラジオで目覚め、朝6:30から身体を動しています。
頭もスッキリと目覚めますのでオススメです!
でも例えどれだけ健康に気をつけていたとしても、いつ誰の身に何が起こるかはわかりません。
事実私もケガを含めて10回もの入院を経験しました。
そのような経験も保険業界に身を置く一つのきっかけです。
保険はもちろん、暮らしとお金にまつわる様々なお悩み、どうぞお気軽にご相談下さい。
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